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勤務中に女性署員とスノボ、公用車で「温泉」「遊覧船」も…前署長を停職に 秋田
勤務中に女性署員とスノボ、公用車で「温泉」「遊覧船」も…前署長を停職に 秋田
 前北秋田署長の小松辰弥警視(57)が勤務中に女性署員とスノーボードをした問題で、秋田県警は9日、小松警視を停職3か月の懲戒処分としたと発表した。

 処分は同日付。監察課の調査の結果、ほかにも公用車で温泉に行くなど不適切行為が明らかになった。

 発表によると、小松警視は昨年8月、署員4人と管内の山間部で警察無線の感度調査をして、帰りに署員2人と温泉で入浴。同10月には、休日に署員4人と北秋田市の景勝地「小又峡」で無線の感度を調査し、遊覧船に乗って写真を撮るなど私的な観光も行った。いずれも移動には公用車を使用した。同行の署員は「署長に言われてやむを得なかった」と処分しなかった。

 今年2月に公用車で北秋田市の森吉山阿仁スキー場に行って私物のスノーボードで滑り降りた。「事故現場の確認のためだった」と釈明していたが、同課は「現場確認にスノーボードで下る必要がない」と不適切行為と認定した。

 昨年~今年に同署管外の大仙市、秋田市、三種町へ出た際は、警務部長に届け出ておらず、正規の手続きを踏まなかったとして処分対象とした。

 小松警視は警部への降格を希望し、4月9日付で降任。また、当時同署で小松警視を補佐する立場の警視と警部の計2人については同日付で本部長注意とした。

 佐藤雅宏・首席監察官は「県民の信頼回復のため、より一層の警察活動の推進を図る」と謝罪した。



【日時】2021年04月10日 07:26
【ソース】読売新聞
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